プロットを書き出す

「吉乃塚の人狼」５巻のネームを、
冒頭の10ページほど描いた時点で、
ネタ帳に書きなぐっているあらすじから直接、
頭のなかで漫画に変換し、ネームとして描き起こすのに
無理が生じてきたので
一度整理するためパソコンに、かなーり地の文をはしょった
小説のようなプロットを書き出した方が
楽みたいなのでそうしました。

まだ、お話の流れとして未完成なところがちらほらあるし
全体として言いたいことは決まっているんだけど、
それを登場人物にどういう台詞で表現させるか、
書いてみると難しいですね。
気が付いたら同じような台詞を何回も書いてたり……これが
ネームだと案外気が付かないんですよね。

書きながら、
「悪役をただの悪人として描いてていいんだろうか、
吉乃塚の「本家の老人」って、なんでこんな性格に
なっちゃったんだろう。
でもそんなの考えたって描く機会もないし、
イヤなヤツとして突っ切ってってもらえたらそれでいい」
なんて思ったりします。
他の主要キャラにはどうしても感情移入してしまいますが
読んで下さる方にはそういうの邪魔なのかもしれないな。
でも、それがないとお話としてはもうツルツルでスカスカの
あらすじ漫画になっちゃうし…などと葛藤しながらやってます。

自分の素人漫画を熱く語るのは痛いよ〜、でも痛いの承知で語るよ。
５巻は怒濤の展開ですよ。
プロット書いててわくわくが止まらない。
なにせ十数年前から描きたかった場面だから。
でもさ、これを実際果てしない時間をかけて漫画にするのは自分なのよ。

「こんなん本当に描けるんかい！？」って

ちらっと思っちゃったら負け（笑）なので
描けなくたって誰にも迷惑はかかりません！と開き直って楽しみます。