自作の漫画や絵のプロセスなどを。
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漫画の下描きやイラストを描いていると、人体のデッサンに
行き詰まることがよくあります。
上半身や手の場合は、鏡や自分の手を見ればいいけど、
全身となるとちょっと・・・。
写真をとってくれる相手もいないときが多いし。
長い事漫画を描いているのですが、羽根ぼうきと同様、
何となく気恥ずかしくて、私にとって今更買えないという
画用品の代表が「ポーズ人形」でした。
役に立たないと知ってはいたのですが、
両足をのばして床に座っている人物の、脚の長さがよくわからず、
あるとき、まあいいかと買ったものの・・・
背中の支え棒が外せないので座れ〜ん!
(あたりまえ。笑)
関節なんてあってないようなユルユル仕様で、ポーズの固定もできないし、
なんのためにあるのか、もはやわからない状態。
で、夫が教えてくれたのが、写真の人形です。
おもちゃ屋さんで売っている「ミクロマン」の人形です。
小さくて場所をとらないし、ほとんどの関節が自由に動きます。
手の換えも5組ついてます。
男性型はこの筋肉質のしかなかったと思うのですが、女性型は
貧乳から巨乳まで何種類かの乳サイズが選べる親切設計(?)。
色はかなり種類があるんですが、デッサンの参考にするのなら
薄い色がいいと思います。
お値段もお手頃で、去年買ったときは確か一体500円くらいでした。
腕や脚が根元から時々外れるのと、男性の体型バリエーションが乏しいのが
欠点と言えば欠点かな?
葵とか、華奢な男性を描くときは、貧乳の女性モデルを参考にしています。
(写真右)
使わないときや寝るときには、全パーツを集めて袋にしまっておきます。
でないと知らない間に猫にオモチャにされて、バラバラにされてそうだから。
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あまりにラフな絵で申し訳ないです。
登場人物のことも少し触れておきたいと思います。
ブログのトップのイラスト、右の人物です。
今描いている漫画の主人公の一人、「標(ヒョウ)」
といいます。
1枚絵になるとどうしても同じ、無表情になってしまうの
ですが、作中ではくだけた顔にもなります。
あらすじはシリアスだけど、コミカルな場面もかなりあるのです。
1999〜2000年に描いたときには、デザインがまだ試行錯誤中
だったので、今と全然違う顔をしています。この顔に落ち着いたのは
2〜3年の間でしょうか。
なんというか・・・怖いけれど可愛気のある、オオカミとか
ハスキー犬みたいな人を目標にしました。(どんな人だよ;)
もっとクセの無い顔にしておけば描きやすいのだけど、もう一人の
登場人物の「葵」というキャラとは顔立ちで差をつけたかったのと、
自分で描いてて退屈しない絵にしたかったので、あえて描きにくい
この顔になりました。
鼻が一番苦労するパーツです。手近にあった、アイザック・ニュートンの
肖像画を参考にさせてもらいました。(今見たら全然違うけど;)
髪は短いのが基本ですが、長く伸びてる場面もあります。
以下はキャラの設定です。
机は折りたたみ式の「ちゃぶ台」的なテーブル。
これで快適な場所に持って行って描いてます。
夫はあえて「マンガ机」と呼びます。軽く揶揄するイミをこめて(笑)。
画板があったら膝の上で描けて、もっと楽ちんかもしれません。
どーんと大きい絵(1ページにひとコマとか)だったら、
イーゼルを持ってきて絵画っぽく描く方が、歪みが少なくていいかも。
(そこまでは滅多にやらないけどw)
筆記用具は、太さ0.9、堅さBのシャープペンシルで描きます。
込み入った背景(パースをとって建物を描くときなど)は0.5も使いますが、
ほとんどの絵を0.9で描いています。
小さいサイズの原稿用紙でこの線の太さだと、細かい絵には苦心するし、
描いているうちにこすれてしまい、ぼやけてしまったりします。
でも太い線でクロッキー的に、さらさらとおおまかに描く方が、気は楽です。
あと、太い線だと力を入れずに描くクセができて、紙に下描き線が
食い込まないし、あまり肩がこらないような気がします。
消しゴムは、プラスチック消しゴムなら何でもいいと思っていたけど
やっぱりこのSeed社のRaderが一番いいように思います。
プラスチック消しゴムでも、使っているうちにぼろぼろに割れたり、
消しカスが妙に粉っぽくて紙にくっつくようなのは使いにくくてヤですね。
練り消しも便利だと思う。でも私は練り消しを持つと、際限なく手で
コネコネして遊んでしまうので、封印(笑)。
羽根ぼうき・・・つい去年くらいに買いました。
何となくいかにも「形から入りました!」みたいなアイテムに思え、
気恥ずかしくてずっと買えなかったんですよね・・・。(ポーズ人形もそう)
でも、いちいち消しカスを払うのに紙を立てたり、吹き飛ばしたり
するのも疲れ、買ってみたらすご〜く楽でした!(当たり前か)
定規は30センチのもの。高校生のときから使っていて、
目盛り側はガタガタです。
主に枠線をひく時に使います。
他にはえーと、置き鏡。見ないと描けない
ポーズ(上半身)の確認に。
下描きのときの画材と道具はこんなものでしょうか。
絵の資料についてはまた今度〜。
原稿用紙は、どこのメーカーがいいのかわかりません。
以前はサム・トレーディングという会社の原稿用紙を使っていました。
(近所で手に入るのが、それしかなかったのがきっかけ)
それ+墨汁+丸ペンの組み合わせで、何の苦労もなく描けていたはずなのに、
数年前から、画材は変わっていないのになぜか描きづらくなりました。
墨汁が蒸発したせいでもなさそうだし、紙の質でも変わったのでしょうか。
(あくまで主観です)
とりあえず、同人誌用原稿用紙(A4サイズのやつ)で、135キロの厚さで
(110キロだと、ちと薄くて物足りない)
周囲にミリ単位の目盛りがふってあったら、どこのでもいいことにしました。
紙の白さがメーカーによってまちまちなのが気になりますが・・・
画面に映っている透明のシートは、吹き出しの大きさを決めるためのもの。
(前回の記事参照)
漫画を描くには、内枠やトンボが印刷されている、市販の原稿用紙が
いいのですが、パソコンに取り込んで、あとで色をつけるときなんかは、
スキャナが水色の線まで拾ってしまいますので(取り込んだ後、
レベル補正をかければ消えますけど)、無地の普通のケント紙に描きます。
ペン入れしたときの描き味は、ケント紙の方が滑らかで描きやすいですね。
原稿用紙は上質紙という紙で、時々ひっかかったり、下描き線が
消えなかったりするので、描きにくく感じるときがあります。
あるとき上質紙の原稿用紙が描きにくいと悩み、一時本気で、
無地のケント紙に自分で枠線ひいて描こうかと思ったことも。
昔の「漫画の描き方」には、紙に千枚通しで何枚かまとめて穴を開け、
自分で内枠やトンボを引いて原稿用紙にすると書いてありました。
さすがに想像しただけでめんどくさかったので、やりませんでしたけど。
私はどちらかというと大きい絵の方が描きやすいみたいなので、
投稿用サイズに描いてみようと試したら、机が小さくて紙が回せず、
無理でした・・・ ̄□ ̄;
根性なし!!
今現在、下描きの途中です。
まずうすぼんやりと、大まかなアタリをとったあと、
細かく描き込んで行きます。
画面に映っている透明のシートは、実際にパソコンで打ち出したときの
台詞の大きさを確認し、吹き出しの大きさを決めるために使います。
(台詞は最終的にラベル用紙に打ち出して貼りこみます)
自分でいろんなサイズのテキスト見本を作り、OHPシートに
プリントしたものです。
基本は10ポイントの大きさで、叫んだりしている場面では
18とか24とかも使います。
シートをあてて文字数を数えながら、
必要な台詞が入る大きさの吹き出しを先に決めておきます。
同人誌用の原稿用紙だと、吹き出しにスペースがとられ、
意外に絵を描ける範囲が狭いものなので、先に台詞の入る余地を
確保してから絵を描いています。
右向きの顔は、描けているつもりでもデッサンが狂っているので
あとでまとめてトレス台で修正しようと、放置中。
この時点では背景が入れられないことが多いので、手前にいる
人物のペン入れが済んでから下描きをします。
今頃気づいたけど、白黒の漫画原稿の画像ばかりだと
このブログめっちゃ地味だな〜(笑)
時々はカラーのイラストも織り交ぜネバ。
漫画家さんは「ネーム」と呼ぶのでしょうか?
以前は非常に小さい絵コンテを描いていましたが、最近はA4の紙を
4等分して、A6サイズに1ページ分の絵コンテを描いています。
よく原稿用紙の「内枠」(印刷に確実に出る範囲)を忘れて、
無茶なコマ割りをしてしまうので、絵コンテの段階で内枠を描いて、
意識するようにしてみました。
一応、左ページか右ページかということは気をつけて考えるように
していますが、それ以外の、「読み手の目線の流れを意識して」とか
「次のページに期待を持たせるように」というようなことは、
あまり気にせず好き勝手に描いています。
これは「吉乃塚の人狼1」の、甲斐(変身後)と先生が出会うところ
の絵コンテ。
漫画はよく、4とか8の倍数のページ数で描かなければいけないと
言われますが、私はちょうどキリの良いページ数になかなかできなくて、
無造作に描き始めて、最後の方になると無理矢理のばしたり短くしたり
して、つじつま合わせをしていることがよくあります。
(倍数になってないこともしょっちゅうあります)
慣れてくると、無造作に描いていても、気が付いたら自然に
16ページになっているということもありましたけど。
たまに扉(表紙)を計算に入れるのを忘れたりします。
プロの方なら、特に意識しなくても
冒頭に○ページ、アクションに○ページとかいう配分が
頭の中にできていて、自然に、16ページとか32ページとか
キリの良いネームを切れるんだろうなあ。
(あくまで想像ですけど)
私は創作まんがを描いて、個人で同人誌を発行し、主に創作オンリーの
同人誌即売会に参加して作品を発表しているアマチュアです。
描いているものは厳密にはひとつの物語だけです。
人狼が主人公の長いお話を、2部に分けて漫画を描き、ある程度
まとまったら本を出すという形式です。
(作品に関する詳しいことは、HP「Quodlibet」のcomicsという欄を見て下さい)
だから何を描くかという点では迷うことはありません。
もっといろんな短編作品を描いた方が、読み手は気楽に読めるし、
評価も頂きやすいと思うのだけど、思い入れがないとどうしても
描けない性格なので・・・。
(絶対、プロとしてはやっていけないタイプ;)
他に描かなければいけないお話があったのですが、
どうにも気分がのらないので(絵コンテはほぼできているのですが)、
2001年1月発行の「ノーザンヒルドの人狼2」という本の続編である、
「ノーザンヒルドの人狼3」から描いてみることにしました。
もう6年ほど続きが出ていない(番外編は2004年に発行)、
恐ろしくまったりペースの本です。
お待ち頂いてる方には進み具合もこちらでチェックできるし、
近況報告としてもいいかも(笑)。
どうか最後まで描けますように!!(おい)
同人誌即売会に参加して作品を発表しているアマチュアです。
描いているものは厳密にはひとつの物語だけです。
人狼が主人公の長いお話を、2部に分けて漫画を描き、ある程度
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だから何を描くかという点では迷うことはありません。
もっといろんな短編作品を描いた方が、読み手は気楽に読めるし、
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他に描かなければいけないお話があったのですが、
どうにも気分がのらないので(絵コンテはほぼできているのですが)、
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もう6年ほど続きが出ていない(番外編は2004年に発行)、
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新しいブログをはじめてみました。
きっかけは、もうひとつの「めかさざえ日記」というブログを
イラストの検索サイトなどへ登録しようと思ったときのこと。
客観的に見てみると、もともと「コミック・アニメ」という
カテゴライズのはずが、いつのまにか
日々の日記や雑談が多くなって来ていて、それはそれで楽しいけど
少なくともイラストブログではないことに気づいたから(笑)。
あちらの読者さんには漫画やイラストを描かない方も多く、
突っ込んだ話をすると、それまでの日記的流れが一変したり、
理解してもらいにくくなるのも気になっていたし、
ちょうど今、新たに漫画(同人誌)を描き始めているところなので
順にプロセスを追いながら、絵や画材やテクニックなんかについての
雑談ができたらいいなと思って開設してみました。
あ、これは決して「漫画の描き方講座」ではありません。誤解なきよう!
はや15年以上漫画を描いているものの、いまだに試行錯誤の連続ですので、
こういう描き方してるねん、という世間話程度のつたない記事です。
カラーイラストはCGで描くことが多くなってきましたが、
漫画の原稿はまだ当分アナログで描くことになると思いますので
もしかしたらアナログで仕上げまで行う、同人漫画描きの
最後の世代になるかも知れず(大げさ?)、
こういう描き方をしている者がいたんだよという、記録の意味も込めたりして。
私のやり方で「それは変だ!!」とか「こうすればいいよ」という
アドバイスなどありましたら、教えて頂けると嬉しいです。
書くことがなくなったり(笑)、ブログのシステム上、使いにくいと
わかったりしたら、やめてしまうかもしれませんが、少なくとも
軌道に乗るまでは続けられたらいいなと思います。
きっかけは、もうひとつの「めかさざえ日記」というブログを
イラストの検索サイトなどへ登録しようと思ったときのこと。
客観的に見てみると、もともと「コミック・アニメ」という
カテゴライズのはずが、いつのまにか
日々の日記や雑談が多くなって来ていて、それはそれで楽しいけど
少なくともイラストブログではないことに気づいたから(笑)。
あちらの読者さんには漫画やイラストを描かない方も多く、
突っ込んだ話をすると、それまでの日記的流れが一変したり、
理解してもらいにくくなるのも気になっていたし、
ちょうど今、新たに漫画(同人誌)を描き始めているところなので
順にプロセスを追いながら、絵や画材やテクニックなんかについての
雑談ができたらいいなと思って開設してみました。
あ、これは決して「漫画の描き方講座」ではありません。誤解なきよう!
はや15年以上漫画を描いているものの、いまだに試行錯誤の連続ですので、
こういう描き方してるねん、という世間話程度のつたない記事です。
カラーイラストはCGで描くことが多くなってきましたが、
漫画の原稿はまだ当分アナログで描くことになると思いますので
もしかしたらアナログで仕上げまで行う、同人漫画描きの
最後の世代になるかも知れず(大げさ?)、
こういう描き方をしている者がいたんだよという、記録の意味も込めたりして。
私のやり方で「それは変だ!!」とか「こうすればいいよ」という
アドバイスなどありましたら、教えて頂けると嬉しいです。
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創作まんが個人サークル
「Quodlibet(クォドリベット)」を主催。人狼や動物のまんが・イラストなどを描いています。
主にコミティア(東京・関西)、そうさく畑に参加しています。
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