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自作の漫画や絵のプロセスなどを。
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アルシュ(極細)

アルシュ

<拡大図>

アルシュ拡大


売られている状態
   スケブが中心。バラ売りもあるらしい。
紙の色
   白
紙肌
   非常になめらか。       
厚み
   いろいろあるらしい。スケブはやや厚め。
ぼかし・にじみ
   目が細かいためか、少しずつ、よく水をなじませてからでないと
   色が広がらない。広範囲のぼかしやグラデは慣れないと難しいと思う。
長所
   マニアックで申し訳ないけど、紙肌の手触りのよさが感動的(笑)。
   描き味、発色もよい。色鉛筆なんかには非常に向いていそう。
短所
   高価。画材屋さん曰く「極細」は、よほど細かい絵を描く人以外、
   あまり需要のない紙とか。もう少し目の粗い「細目」か「荒目」が
   実用的かと思う。どうでもいいけど少々臭い。
   あと、紙の刻印がもう少し端の方にあればと思う。



私の使った範囲では、だいたいこんなものです。
また、良さげな紙があったら使ってみたいと思います。

他にスケッチブックも何種類か持ってるのですが、
マルマンの「ARTIST DRAWING」が、価格の割には
描きやすかったです。
「COTMAN」というのも持ってるのですが、目がとても粗くてゴツゴツしていて、私にはちょっと扱いづらかった。大きい絵向きかも。
水彩より、色鉛筆やパステル画には、紙目が良く出て
ちょうどよいかもしれません。

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木炭紙

木炭紙

(これはアクリル絵の具で描いたもの)

<拡大図>

木炭紙拡大


売られている状態
   A1とかA0とかの大きいサイズから
   B4くらいの大きさにカットしたものも売っている。
   本来は木炭画用。スケブ、ボードは見た事がない。
紙の色
   白
紙肌
   全体に細いストライプ(ボーダー)状の浅い溝があり、
   約2.5センチ間隔で、90度に交わる溝が入っている。       
厚み
   やや薄い。
ぼかし・にじみ
   きれいにぼかせる。上の画像ではわかりにくいが、
   透明水彩で水分を多く含ませると、色を塗った範囲の周辺に
   色が溜まり、縁取ったように周囲が濃くなる。
長所
   もともとは水彩向きではないのかも知れないが、意外と使える。
   ストライプ状の紙肌がかわいい。
短所
   薄いので、水張りをしないと、波打ってかなり大変だと思う。
   色を塗った範囲が縁取ったように濃くなるのとか、
   溝が気になる人には不向き。



ワットマン


ワットマン

<拡大図>

ワットマン拡大


売られている状態
   スケッチブックが中心。
紙の色
   白
紙肌
   やや粗い
厚み
   やや厚い
ぼかし・にじみ
   描きやすい
長所
   水を良く吸収し、紙肌もさほどゴツゴツしていないので描きやすい。
   透明水彩と、特にアクリルガッシュとの相性がよかった。
短所
   乾くと、思っているより明るい、というか白っぽい色になる。
   思い切って濃いめの色を載せないと、ぼんやりした絵になりそう。
   そういう味を出したいのなら問題ない。

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私が使った事のある範囲でですが、
水彩紙について書きたいと思います。

私のイラストは主に、
・透明水彩で着色。
・ぼかし・グラデーションを多用
・直接飾る、またはスキャナで取り込んでWeb上で発表。
 本の表紙にする際は、PCに取り込んでデータ化して入稿   …です。
以上の条件に近い方には参考になるかと思いますが、どうでしょう;



ワトソン

ワトソン

<拡大図>

ワトソン拡大

売られている状態 
   A1とかA0とかの大きいサイズから
   B4くらいの大きさにカットしたものも売っている。
   スケッチブックもある。
紙の色
   淡いクリーム色
紙肌
   少々ざらついている
厚み
   やや厚め    
ぼかし・にじみ
   非常に適している。
長所
   よく水を吸い、絵の具の伸びがよい。水彩画ならではの雰囲気の
   絵になる。
   発色は落ち着いた感じ。価格も手頃。初心者にもおすすめ。
短所
   もともと紙に色がついているので、好みの別れるところかと思う。
   オフセット印刷では余白が白でないと、色が再現しにくいかも
   しれない。
   あまり厚塗りをすると、風合いが損なわれる。

※真っ白い色の「ホワイトワトソン」という紙もある。
ただし、使い心地は全く同じではなく、ぼかしが難しいと思った。
慣れが必要。



キャンソン

キャンソン

<拡大図>

キャンソン拡大


売られている状態 
   ワトソンと同じで、A1とかA0とかの大きいサイズから
   B4くらいの大きさにカットしたもの、スケッチブックなど多様。
   (モンバルキャンソン、キャンソンミタント等、いろいろなタイプが
    あるようですが、ここではひとくくりにしました)
紙の色
   純白
紙肌
   かなりハッキリした凸凹がある。       
厚み
   薄い〜厚めの中間くらい(いろいろあるのかも)       
ぼかし・にじみ
   非常に適している。  
長所
   とても発色がよく、カラーインクなどの、鮮やかな色を重視する
   人向け。絵の具の伸びも良いので描きやすい。
短所
   やや高価。大きいサイズだと描くのに躊躇する。
   表面の凹凸が嫌いな人にはおすすめできない。
   これを直接、カラーコピーにかける場合などは、淡めにとるなど
   注意が必要だと思う。(人物画のお肌が荒れる)



今日はここまでにしておきます。

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漫画の本編はだいたいできて、それ以外の
読み物のページをやってます。
中表紙、登場人物紹介、フリートーク、おくづけです。
中表紙、フリートーク、おくづけは大きいイラストがメインで
なんだか手抜きみたいになりそうなのですが
その方が統一感があっていいじゃないかと、自分に言い聞かせてみたり。

登場人物紹介のページは、いつも悩みます。
続き物なんで、たいていの方は今までの巻を読んで下さっているので
いらないと言えばいらないページなのですが、イベントに
見本誌として提出したときの事を考えると、それを初めて読む方も
おられるわけで(新刊のみを買われる方も、おられるかも知れないし)、
やっぱりあった方がいいのかなあと・・・。
もっと短く書かなきゃいけないと思いながら、
ついつい長くなってしまいます。
本当は人物相関図みたいのの方がいいのかも。
でも、矢印を自在に描いたり、それに沿った文字をうまく書くソフトがなく、
放置状態です。

本文の原稿の作業も大詰めに入り、嬉しいような寂しいような。
まあ、この後さらに悶絶もの(?)の、表紙が待っているわけですが。
ううっ・・・どうしよう・・・。

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当面、原稿に動きがなくてネタがなさそうなので
水彩画の道具のことをちょっと書いておこうと思います。


水彩画道具

●画像左上から、

<道具入れ  絵の具  水入れ  水貼りテープ
 ぞうきん パレット>


絵の具はホルベイン透明水彩を使っています。セットではなくて
スクールに通っていたときに買うように言われた色 プラス、
自分の好みの、使いたい色をバラで買っています。
透明水彩は、パレットにひねり出しておいて、水ですこしずつ
溶きながら使って行きます。基本的にパレットは洗いません。
色を混ぜるところを、使う前に濡れたティッシュで拭くくらいです。
だから、よく似た色(赤や緑など)は、どれが何と言う色なのか
わからなくなってるものもあります。

いちばん良く使うのは、たぶんミネラルバイオレットと
ニュートラルチントという色で、あらゆる陰の部分に使う、
透明度の高い紫と濃いグレーです。
白は紙の色を最後まで残すので、透明水彩に白色は普通ありません。
漫画的イラストには、効果として必要なので、ホワイト(ドクターマーチンの
ブリードプルーフホワイト)を使用しています。

水入れは、中学に入った時に買った、写生用のもの。
汚いね・・・。
ぞうきんもいいかげん汚いね。
筆の水を吸わせるのに、この上にティッシュを何枚か敷いて使います。

水貼りテープは、紙が水を吸って波打つのを防ぐために
板に水貼りするときに、紙の四辺を固定するテープです。
切手のように、水で濡らして貼付けます。
(水貼りについては後日くわしく書く予定です)


水彩画の筆

筆は、いろいろ持っていますが(何やら油絵用のも混じってますが;)
実際使うのは、上から4本目くらいのみです。
いちばん上の「削用 中」という筆が、私にとっては無くてはならない筆で
ほとんどこれのみで描くこともあります。
写真では乾いていて、毛先がぼさーと広がってますが、濡らすと綺麗に
先の尖った形にまとまります。
建築パースを習いに行ったとき、講師にすすめられたもので
確か3800円くらいしたのですが、十分値段に見合ったものでした。


おまけ。

ミイラふでばこ

デッサン用鉛筆の入ってる、ミイラふでばこ。
友達のアメリカ(メトロポリタン美術館)土産で、
値段は10ドルだそうです。(値札はがせよ・笑)
これを使っていると「渋っ!!」と驚かれます。
ちなみに大英博物館にも同じ形のものがありましたが、模様は違ってました。
たぶん世界中のミイラのある博物館で売られていて、そこに収蔵
されているのと同じ模様が描かれているのかと想像しています。
(いや、単に適当な模様なのかも・・・)


続きはまた今度、表紙イラストを描く時にやりますね。

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トーン削りをやってます。
これが終わったら、台詞を貼って、とりあえず完成です。
まだ、トビラはできていません。サブタイトルも決まっていません。
とりかかったのが今月初めだったので、プロットから仕上げまで、
16ページ描くのに丸々一ヶ月かかったことになりそうです。
これは遅い・・・のか、どーなんでしょう。
実質、一日の作業時間はだいたい3〜5時間ってとこでしょうか。
今回は、込み入った背景もそれほどなかったので、もっと早くに
出来ていなきゃいけなかった気もしますが。
小さい原稿用紙でこのペースじゃ、やっぱり遅いのかも。
(原稿用紙が大きい方が、作画に時間がかかる気がするのですが
関係ないですか?)

10月11日には印刷所に発送しなければいけないので、
遅くとも今月中に本編の漫画を仕上げて、10月に入ったら急いで
表紙(カラー。水彩手描きのあと、パソコンにとりこんで処理)と
中表紙、登場人物紹介などのページを数枚描かねばなりません。

漫画は予定より数日早く仕上がりそうなので、余裕のある
スケジュールですが、
表紙に何日かかるか予測がつかないので、ちょっぴり焦っています。
デジタルと違って、水彩だと後戻りできないからね・・・。
たまにしか描かないんで、トレスに失敗したり、
昼間と夜とでは塗った色の見え方がけっこう違って戸惑ったり、
思いがけない理由で時間をとられることもあります。
水彩紙の在庫、あるかどうかチェックしてこようっと。

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根を詰めて原稿を描いていると、体中に変調をきたしますね。
私はどんなに描いてもあまり肩は凝ったことがないのですが、
その代わり指から腕にかけてのスジが痛くなります。
ひどくなると、そこから(肩を飛び越えて)
首筋〜歯茎〜目〜ときて、最終的には頭痛に達してダウン
することが多いです。

「描かない」に越した事はないのでしょうが、それもツライんで
ごまかしながら描き続けて、無限地獄に陥っています。
幸い腱鞘炎にはなったことがない・・・と思うけど、もしかして
上の症状がそうなのか。

今日は、昨日からトーン貼りを始めたせいで、
右手の指がじーんとうずいています。
こするのにかなり力を使うせいみたい。
このときばかりはデジタルで描ける人がうらやましいかも。
(とはいえペンタブで絵を描いてたときも、同じような症状に見舞われたので
大した差は無いのかもしれない・・・)

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ペン入れとベタ、ホワイトがようやく終わって
トーン貼りを始めました。

今回、ペン入れが終わりに近づいた頃から、急に描きにくくなって
妙に手間取りました。
丸ペンで描いていますが、やたらとすぐに墨汁の保ちが悪くなって
いつも以上に、何度も墨汁をつけなくては描けないし。
そのうち、おろして間もないペンなのに、すぐ使えなくなってしまう。
何度やっても、ペン先から紙まで墨汁が到達せず、空振り(?)ばかり・・・
原稿用紙を変えたせいか、墨汁が濃くなってきたせいなのかと思っていたとき
部屋の湿度を見ると、30%しかありませんでした。
きっと、空気が乾燥しすぎて、墨汁がすごい勢いで蒸発して
濃くなってるのと、描いている端からどんどん乾いているので、墨汁が
ペン先から紙へ下りていかないのが原因のようです。

ペン先を墨汁につけたときに、瓶の口で余分の墨汁を落としたあとが
ちょっとした間にコテコテになって、すごいことになってます。
梅雨時など、湿度が高くても紙が湿気ってダメになるし、
デリケートですねえ。
湿度40〜50%くらいがいちばん快適に描けるのかな。

今回はいつもより、トーンを貼る範囲が多くて、こするのに疲れます。
いつもはICトーンを使ってますが、サム・トレーディングの
「デザイントーン」で使いたい模様のがあったので、
貼ってみると、ICより粘着力が強くて定着させるのが楽みたい。
フィルムが、ICのは「ぱりっ」とハリのある感じなのですが
デザイントーンは「もちゃーっ」としっとり柔らかいので、細かいトーンが
よそへ飛んで行きにくくていい感じ。
(余分な部分を、原稿用紙から取り除く時に少々苦労しますが)

これで網トーンの種類が豊富で印刷の質がよくて、近所で安定して
手に入るのならば、乗り換えてもいいかも。

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前回の正面向きの顔で思い出したお話。
(絵の描き方とかとは関係ない話ですが)

以前所属していたサークルの先輩に、昔々、アニメーターを
されていた方がいまして、この人から聞いた話です。
確かこの人の知り合いのアニメーターさんだったと思うのですが、
アニメの「ドラえもん」の動画をしていた方がいて、ある日、
スネ夫の「左から右へ振り向くシーン」の作画をすることに
なりました。
動画担当の人は、原画担当の人が描いた2枚の絵(この場合は
左を向いている絵と右を向いている絵)を渡されて、その間を
動いているように見せるため、何枚もの絵を描いて埋める作業
(中割り)をします。

その中割りを描いていた時、ふと
「スネ夫の正面顔ってどんなだ!?」という問題にぶちあたって
しまったそうです。

さんざん悩んだ末に、口は菱形(「パタリロ!」のタマネギ部隊のような)で
前髪は円錐を正面から見たところをむりやり描いて提出したところ、


「スネ夫は正面顔の設定のないキャラクターだ!」
と叱られてしまったとか。
(そういうお約束のキャラが振り向くシーンでは、
真っ正面の顔だけは描かずに飛ばすことになってるとか)
※今ではスネ夫の正面顔の設定も、もしかしたらあるかもしれません。

その絵を想像して当時かなり笑った私ですが、その後何年かして
どこかの遊園地の「ドラえもん」の催し場に、各キャラの等身大の人形が登場。スネ夫の人形の正面顔写真を見る機会があり、だいたい想像どおりだったのでまた笑ってしまいました。
あれを立体化する方も、よっぽど大変だったことでしょう・・・。

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漫画を描き初めてしばらくすると、多くの人が
右向きの顔(画面の右側を向いている人物の顔絵)が、
上手く描けないことに挫折感を感じると思います。
なぜかほとんどの人は、左向きの顔は苦もなく描けても、
右向きの顔が描きにくい、または全く描けなかった経験があると思います。
私もそうです。未だに右向きの顔だと、登場人物の描き分けが難しかったり
上手く描けたか?と思っても、裏から透かして見るとひどい出来だったり。
思わず「どうせ才能ね〜よ〜!!」と投げたくなったりします。
左利きの絵描きさんは、左向きの方が描きにくいとか、あるのかなあ?

解決策として、紙の裏に左向きで描いて、トレス台で表からなぞると
たいてい「いかにも裏に描いてトレスしたような顔」になりますが(笑)、
本人がそう思うだけなのと、恥ずかしいくらいデッサンの崩れた
右向き顔よりは、ましだろうということで・・・。

ルーミス先生などの人物画の描き方に従って、頭部を○で描き、
+でアタリをとって、目鼻口を配置してから、自分の絵に変換して描くように
なってからは、そう非常識な歪み方は少なくなったのですが、それでも多少の
狂いはみられます。
口元がいちばん苦手かなあ・・・。
体の方は、顔ほど難しくはないものの、たまに腕のつき方がありえないとか
いうことはありますねえ。

でも、裏から見さえしなければ、トレスしたものより、右向き一発描き(?)
の方が表情に味があって良いときもあるので、最近は、あからさまに変な所
以外は、あまりいじらないようにすることもあります。

右向きの顔も難しいけど、「真っ正面向きの顔」も意外と難しいね・・・。
絶対、左右の目のバランスが変なんだ・・・。orz

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性別:
女性
職業:
主婦
趣味:
お絵描き
自己紹介:
創作まんが個人サークル
「Quodlibet(クォドリベット)」を主催。人狼や動物のまんが・イラストなどを描いています。
主にコミティア(東京・関西)、そうさく畑に参加しています。
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