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自作の漫画や絵のプロセスなどを。
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同人誌とあまり関係ない話で恐縮です。

過去に読んだ小説や漫画の、共感し、心に残った台詞を
勝手に解釈して、今の私の創作活動におけるモットー(?)に
しているものがいくつかあります。

<その1>
「おまえさん、あんまりおまえさんがだれかを崇拝したら、
ほんとの自由はえられないんだぜ」


    トーベ・ヤンソン作「春のしらべ」
   (「ムーミン谷の仲間たち」に収録)より
    スナフキンの台詞


自分を盲目的に慕う「はい虫」に対して、スナフキンが言った言葉。

昔は盲目的に好きな描き手さんがいたけど、創作を初めてからは
それにとらわれていると、自分の作品って描けなくなる気がして、
今はあまり誰かの描いたものには、のめりこまないようになったなあ。
絵を真似したり、模写することで上達すると聞いても、
そこまで好きな、目標にしたい人や作品がありませんです。
(これは、不幸なことかもしれないけれど)



<その2>
「とにかく好きにやりなさい。でもね、楽しくやめようね」

    いがらしみきお作「ぼのぼの」4巻
    フェネギー(フェネックギツネ)のお父さんの台詞


漫画でこの台詞を読んだときからずっと、忘れられない言葉です。
かつては息子と同じように、踊りが好きで好きで、「踊りおどり」を
していたお父さん。踊りを辞めた理由がジョークを交えながら
語られるのですが、なぜ辞めたのかという息子の問いに

「なってもなってもなりきれないからあ」とか

「シッポと頭がくっついてるヘビをつかむようなもんでね
いくらたぐっても もとにもどっちゃうんだねえ」


・・・って、何かを描かずにおれない身には、こたえましたね。
うまく説明できないけど、今となっては何となくわかるというか・・・
私はまだ「なってもなりきれない」とこまでは達してませんけど。

でも、一番大事なのは、好きだったら続けなさい、でも
辞める時には楽しく辞めなさい、って、ホントに胸にしみる。
私も最後にはそうしたいです。

その後のシーンで、フェネギーがお父さんに
「お父さんは楽しくやめたのかなァ?」と問うと、父親は、
「楽しくやめたんだよ・・・(中略)
でもまだやってるんだよ〜」
と答えます。

私もきっと、辞めてもそうなるだろうけどね(笑)
楽しく辞めたからこそ、まだやってるんだろうけど。
嫌気がさして辞めちゃって、もう二度と絵なんか描きたくないって
辞め方だけはしたくありません。


何が言いたいんだろうね・・・今回の記事・・・。
また何か思い出したら書きまする。

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昨日一日かかって描いたトビラ絵を冷静に見ると
何がいいたいのかわからない絵だというのに気づく。
も一度描き直します・・・。
他のページも、こんなんでいいんだろうかと思ったりで、
少々凹み中。

描いてる間って孤独です。
自分のセンスを信じるしか無いけど、読んだ人の誰にも
喜んでもらえなかったらどうしよう。
本ができたあとの孤独もツライ(笑)。
趣味で好きなように描いてるだけだし。
ひとつのお話にこだわってるのがダメなんだろうなあ。
・・・なんていろいろ考えてしまう。
かといって今の作風を捨てることはできそうにないので
たぶんこのままですけど。
いや、この開き直りがいかんのか。でも好きでもないものは描けないや。

ちっぽけな悩みだね。素人なんだから好きに描けばいいのにね。


次の日曜日(8/27)、東京ビッグサイトの「コミティア」に
サークル参加しに行きます。
毎回そうですが、早朝家を出て新幹線に乗り、
サークル入場時刻ぎりぎりにすべりこんで、終わったら速攻
とんぼ帰りというハードスケジュール。
そのペーパーもそろそろ作らなければ。
長らく、スペースに飾るようなイラストも描いてないです;。

猫が来てからというもの、道具を広げて水彩画が描けなくなってしまって
(筆にじゃれたり絵の上に載ったりするから)
デジタル絵ばっかりになってしまいましたが、
今度の本の表紙はカラー(手描きの)で描きたいなあ。

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漫画の扉(タイトルの入るページ)が
一番後回しになってたので、今描いています。
たいてい、扉は最後に描く事が多いです。
今回はサブタイトルもまだ決まっていません。
いつも、ぎりぎりにならないと出てこないんです;

昨日大阪へ出る用事があって、ついでに足りないトーンを
買いに画材屋さんへ行きました。
ここまで長い事描いていると、自分の好みの、よく使うトーン以外
あまり買わなくなり、迷ってる時間も短くなってきます。
手で描ける柄物は極力買わないで済ませたいので、おのずと
基本的な網トーンとグラデトーンを中心に選びます。
グラデーションは、よく見て選ばないと、けっこう質の悪いのがあるので
だいたいいつも同じメーカーのを使っていますが、
普通の網トーンなら安いのでもいいかと思い、294円のトーンを
見ようとしたら、主に使いそうな品番の入っている引き出しが、
そこだけキレイに空になっていました。
みんな考える事は同じですね・・・。

大昔はレトラセットの「スクリーントーン」くらいしかなくて、
イラストを描き始めた頃、阪急百貨店の文具売り場へ、
緊張しながら買いに行った思い出がありますよ。
(まだ使えるようなレベルじゃなかったんですが、どうしても1枚
ほしかったんです)
仰々しく、地図が入っているような、壁に並んだ重厚な引き出しに
入れられていて、店員さんに扱ってもらったような気がします。
当時1枚800円でした。レトラセットのは今もそのくらい?。

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下の記事を書いた後、ネットでいろいろと
情報収集(掲示板で)してみました。
どこもいろいろとトラブルはあるようですが
Kという印刷所は、私が利用していた頃と
その後もさほど変わってないみたいでした。
(アタリハズレがあるということ)
びんせん300枚刷ったら50枚白紙だった、という
体験談もありましたが(汗)、
100冊中100冊以上(余剰分も含め)、ものすごいカスレ表紙だった
私の友人もたいがい不運です。
本文の印刷までは確かめてませんが、私のもらった分はそこそこの出来。
でも表紙がこれじゃあね〜・・・

本の装丁を考える時、けっこう楽しいのが特殊紙の見本を見ながら
どんな紙を使うか妄想しているときです。(軽度の紙フェチ)
色上質紙はもちろん、いろんな印刷所が出した「特殊紙見本帳」を
持っていまして、それを広げて眺めては、
いつかこれ使いてえ〜とか妄想しています。
昔の見本だと、廃盤になってしまった紙がかなりあるので、
確認が必要ですが。
「ハイバルキー」など、なかには数年経つと、しまいこんでいても
茶色っぽく変色してくる紙もあり、印刷所の方に聞いても
それは仕方が無いそうです。
(数年前の見本だから、変色する紙の見本みたいになってるw)

表紙や遊び紙に使う特殊紙を決めるときは、よくよく吟味して、懐具合と
相談しながら選んで決めますが、本文用紙って、たいていパックにある
数種類の中から、なんとなくで決めてしまっています。
以前は上質紙90キロを使っていて、これは本になってみるとわかるのですが
かなり本が重くなります。
数年前から「コミック紙」という、やや表面がざらっとした紙を使うように
なりました。これに変えたら、多少本は軽くなるし、風合いもいいので
満足しています。
ただ、最近ちょっと線がかすれ気味なのですが、私の描く線が以前より
細くなったのか、紙のせいなのか、よくわかりません。
(コミック紙は少々表面が、ざらざらしています)
一度、上質紙90キロにもどして、確かめてみようかと思っております。

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同人誌を始めた頃は高校のクラスメイトと3人で
お金を出し合って本を作っていました。
高校生でしたので、印刷所選びの基準はどうしても
「安くて、基本料金内でいろいろできるところ」でした。
そこで、当時、他の印刷所に比べて安く、遊び紙は無料、
本文の紙替えが3分の1まで無料という、破格のサービスが魅力の、
Kという印刷所を利用していました。
(注・遊び紙=表紙と本文の間に挟まっている紙のこと。
普通は別料金をとられる。安いので色上質紙を使う事が多い)

そこは他の会社にくらべてマニュアルがかなりアバウトで、
印刷料金も後払いだし、
つまりは融通がきく、おおらかであまり厳しくないところなんだと
解釈していました。
「表紙3色刷りはご遠慮下さい」(!)なんて書いてあったりしたけれど
どこの会社もそんなものかなあ、なんて思ってましたよ。

しかし、今にして思えば、良く言えばおおらか、悪く言えばテキトーというか
ルーズというか・・・
細かい所に目をつぶれば、かなりコストが安くできるし、頼んだ部数より
多めにくれるし、おおむね良い印刷所ではあったのですが、
ときたまスゴくいい加減な仕事をする会社でした。

印刷のあがった本は直接、ひもでぎゅうぎゅうに束にして送ってくるし
(本に跡がつきまくり)、こちらの指定や指示で、できなかったところは
勝手に仕様を変更して印刷するし・・・

一度、遊び紙にイラストを印刷してと頼んだら、できなかったのか
やりたくなかったのか、なぜか表2と表3に印刷されていたことも。
フルカラー表紙なのに・・・裏面印刷するかあ、普通!?(笑)
おまけに裏表紙に焼き込んで欲しい写植があって、すこし長い文章だったので
ワープロで打ったメモで指示しておいたら、なんとそのメモが直接、
焼き込まれていた・・・。

最もひどかったのは、高校の別の友達が出した小説本。
私が挿絵と装丁を担当し、印刷代は全てその友達が出すことに
なっていました。
表紙は黒と黄色の2色刷りで、遊び紙をつけ、100部刷ってもらいました。

ところが、できあがってきたのは実に最低な乱丁で、
表紙は1冊を除いて、残り全部、印刷がかすれているのです。
中には絵が判別できないくらい、かすれたものもありました。
おまけにその、まともな1冊には、遊び紙が3枚も挟まっていた・・・

絶対にクレームをつけるべきだと説得したものの、イベントが
せまっていたせいか、
友人はこれに、請求された通りのお金を払っていました。
つまりは泣き寝入りということでしょうか。
オバハンとなった今では、周りに止められようがどうしようが
怒りの電話をかけていたことでしょうが
これを平気で送りつけてくる神経が信じられません。ー_ー;

現在は他の会社を利用していて、現在この印刷所がどんな感じなのか
私はわからないですが、広告を見たところ、デジタルばりばりの
最先端っぽい(笑)入稿もOK!!みたいな雰囲気なので
体制は相当変わったんではないかと思いますが、どうなんでしょう・・・。

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やー、今日にはペン入れ終わらせたいとか言ってたわりには
夫が思いがけず休みだったもので、一緒に遊んでました。^ ^;

最近、「パース」や「背景」という検索ワードで来られる方が
増えて来て、みなさんやっぱり苦労しておられるのかな?と
ちょっとホッとしてみたり、全然役に立つこと書いてないので
申し訳なく思ってみたりしてます。

11年半前に習っていた「建築パース」のプリントやノートを発掘し
読み返しておさらいしましたが、すっかり忘れていることばかり。
解説書にしても、こういうテキストにしても、
読んでるだけだとピンと来ないので、初めは丸写しでも
実際たくさん描いてみるのが一番ですね・・・。
建築パースでは、消失点を必ず目の高さ(地面から150センチくらい)に
設定して描いて行きます。そうして、街並を描くときは、
人の身長の何倍の高さに建物を、
何倍の高さに街路樹を、とアタリをつけて描き進めていくけれど、
漫画の背景は、常に消失点が目の高さとは限らないよなあ。
室内の全員が何してるか描こうと思ったら、上から目線になるだろうし。
ものの高さはわかるけど、奥行き(厚み)を割り出すのはめんどくさい。
それっぽく見えるまで頑張るしかないのかな・・・ 〜_〜 ウーム

話は逸れますが、
昔のファイル類を見ていたら、すっかり忘れてた絵なんかも出て来て
こんなこともあったなあ・・・と思い起こしました。

せいてんたいせい

これは14年前、就職活動のときに受けたゲーム会社に提出した課題。
学校は普通の学科だったので、どうしてもゲーム関係を目指していたわけ
ではなくて、普通のOLになるのが嫌で、何か特技を生かせるとこがないかと
受けたんですね。(中途半端な志望動機だよ、全く;)
大阪の「アイ○ム」という会社でしたが、人事の方が非常に気さくな方で
終始なごやかな就職試験でした。
鉛筆デッサンと、キャラデザイン画(上の絵はこのうちの1枚)と
今までに描いたイラストを持参しての面接でしたが
結果は、ええ、落ちましたとも(笑) =▽=
(鉛筆デッサンなんて、友達に描いてもらったものだったからねw)

その数年後に、今の夫がゲーム制作の仕事をしていた時に
少しだけ手伝ったことがあり、背景を描く仕事を貰ったのですが、
うまく描けないわ、ダメ出しされて凹むわで、自分が甘い考えだったことを
思い知らされ、(ゲームに限らず)プロとして絵の仕事をすることは
きっぱりと諦める、よいきっかけになりました。
絵や漫画を描くのが好きなので、それで辛い思いをして
描けなくなったら、私には何も残らないでしょうから。


血染めの刃

そんでもってこれは、さらに古い、高校2年くらいのときに描いた絵。
デッサンその他はもちろん変なんですけど、今もこういう雰囲気は嫌いじゃないな。
ハガキ大の絵によくここまで描き込んだもんだわ。
背景なんて、マスキングかけて、スパッタリングまでしてるんだもん。
  (スパッタリング=インクをつけたブラシで金網をこすって
   細かい粒子を飛ばして吹き付ける技法)
これを見て、描くのが好きでたまらなかった、初心を思い出しました。
明日もガンバロウっと。

・・・長くてスミマセン・・・

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創作まんが個人サークル
「Quodlibet(クォドリベット)」を主催。人狼や動物のまんが・イラストなどを描いています。
主にコミティア(東京・関西)、そうさく畑に参加しています。
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